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​私がネパールで活動する理由

大学在学中に、管理栄養士としてアジアの最貧国の様子を見ておく必要があると思い、ネパールへ向かい村の病院にい住み込み医療支援活動をしました。

 

私は、管理栄養士の卵としてアジアの最貧国に行くので何とか支援してあげなきゃと思っていました。

でも、反対に彼らからもらうものの方が大きかった。。ありがとうネパール。

 

最初、少し街を歩いただけですぐに帰りたいと思いました。笑

これまでも、何度かアジアに友達と旅行に行ったり、ヨーロッパにいったりしていましたが、首都のカトマンズの町を歩いただけで、排気ガスですぐに鼻の中まで黒くなってしまったり、トイレの問題など色々大変でした。

 

カトマンズに到着してから数日後に、田舎の病院での活動のために村へ行きました。

言語の違う環境でのコミュニケーションに戸惑いました、村の方は英語もあまりできず私もたどたどだったので、、

もう村にいるなら、とことん村の人になって生活してみようと言う気持ちになっていきました。言葉が通じない、でも相手の目や表情で伝わる、、言葉ってなくても

やっていけるんだ。そう思いました。

なんか日々の生活で忘れがちな本来の心?のような、言語化できませんが多くのことをを学びました。

 

相手の顔を見ているだけで自然と笑顔になってしまう。

なんだか嬉しくて泣いてしまう経験。。

日本で生きてきて、日々の生活や人間関係で悩みがちで心のそこから笑うことを忘れていた私ですが、ネパールの方々のあたたかい心に触れ、忘れていたものをとりもどしました。

ありがとうネパール。

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ネパールの村の子ども達にお味噌汁を作る!

2017年5月

北海道でネパールについての活動の講演会があり、大学の教授からご紹介いただきました。

そこで講演されていたネパールで国境なき医師団として活動する楢戸健二郎医師と、ネパールの大学の教授の講演を聞きました。

 

ネパールすぐにでも行って活動してみたい!現状をみてみたい!と思い楢戸先生にすぐ熱意を伝えました。

 

▶︎ 楢戸健二郎医師(どさんこ海外保健協力会)

https://doctor.mynavi.jp/doctory/29/

 

先生はどさんこ海外保健協力会を立ち上げ、ネパールへの支援活動や

日本人に対してネパールの村を紹介し、ネパールの魅力をお伝えしていました。

 

どんなに大変な状況でも、疲れていても、身の回りの方々のために活動している

楢戸先生の背中を見て、大変多くのことを学ばせさせていただきました。

神様のような本当に心のあたたかい方です。

 

ネパールの素晴らしさを教えてくれた楢戸先生ありがとうございます。

 

 

それから、ネパールで活動していくうちに、

ネパールの方々からあたたかい気持ちや心をいただきつつも

ネパールで改善していかないといけない問題も多くあることに気づきました。

 

例えば、自分の身分のせいで夢を叶えることができない、

女性の身分が低く、子供なのに結婚させられてしまったり、

教育を受ける機会がない。

一番問題なのは、子供が学校に行くことに興味関心がない。

そもそも親が子供に学校に行って欲しいと思っていない。

親は、子供に家の仕事を手伝わせたらいいと思っているのです。

親の育ち方が子供のロールモデルとなるので、情報格差となり、

貧困の連鎖が起こっていく。。。このような生まれた環境で人生が決まってしまうのは残念なことです。

 

すぐにの解決は難しいとは思いますが、このような問題を少しずつでも解決できるような、お金を得るためのシステムや、親への教育プログラム、奨学金制度などを作っていきたいと思いました。

彼らのために多くのサポートが必要ですが、反対に彼らから学ぶこともたくさんあります。なので私たち、そしてネパールの方々の心をシェアしあい、互いに成長しあえる仕組みを作っていきたいです。

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ネパールと日本​。発展途上国と先進国。

ネパールに行くと、私によく、「貧困で学校にいけない、食べ物を買うお金がないから少し支援してくれないか」と言ってきます。私も辛くなってくる現状を見ます。

私だけの力じゃ足りない。多くの方にこの状況を伝えなければならないと思います。

 

お金が回る仕組み、どうして目の前の方々が苦しい思いをしているのか、途上国が問題なのか?この現状を引き起こしているのは先進国ではないか?と思うことがあります。

例にあげると、先進国が経済の発展のために安さを追求しすぎて、労働力を安く抑えられる途上国の人を雇い、知識やスキルを与えるわけでもなく、その人の人生を考えるわけでもなく、まるで「もの」のように扱っていることも現状で多くある。それでは途上国の彼らも生活が厳しく成り立たないとわかっていながらも、安い賃金で労働を強いてしまう。。

 

私が活動している村の方々にインタビューをした。村のいいところはどんなところか?みんな口をそろえて「この村の自然がとっても好き!そして家族、村の人が支え合っているこの場所が大好き!」だと言います。

村でずっと暮らしていきたいが、仕事がない、だから隣国に出稼ぎに行くが、危険な環境と低い賃金で、過酷な状況で働くことも多いと言う。亡くなってしまうこともあるとお聞きしました。故郷の村で家族を守りながらずっと生活していきたいが、働く場所がないので実現できないそうです。


変わらなければいけないのは、途上国ではなくて、私たち先進国なのかもしれない。どれだけ先進国は途上国からの恩恵を得て、いまの豊かな生活ができているかを知るべきです。いまの世界の問題に対して「無関心」である多くの方々がもっと発展途上国のことを考えるべきだと思います。


これからは、途上国と先進国が別々で生き抜いていく時代ではないと思う。今、新型コロナウイルスもだんだん進行してきて、発展途上国にお世話になっていた会社は、運営がストップしています。こんな世の中だからこそ、なおさら互いにできるとからはじめ、支え合っていけるような世界を作っていけたらいいと思います。途上国からもらい過ぎている恩恵を、先進国である私たちが少しずつ返していくことで、少しずつ世界がいい方向に変わっていくと思います。

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ネパール活動家 筋田さんとの出会い

ネパールで一緒に活動しているネパール人のミナちゃんの紹介で出会った筋田さん。

10年以上前から岐阜ネパール会という名前でボランティア活動をされ、村の貧困層の方々をサポートしたり、ネパールに「銀杏旅館」という世界中の方々が日本の文化を感じたり学んだりする、コミュニティの場を作っていました。

テレビ番組の「こんなところに日本人!」にも出演されていました。

筋田さんは3年ほど前に亡くなってしまいましたが、筋田さんに出会ってから、今まで多くのことを学ばさせていただきました。筋田さんが病気で辛い時も、村で困っている人たちのために力を尽くしていました。

筋田さんは生前に私に「ネパールの村の方々に仕事がないので、お金が回らない、だから仕事ができるような機会を作ってあげてほしい。貧困のため学校にいけず困っている子供達もたくさんいるから、お金が持続的に周り経済が発展する制度を作ってほしい」と言いました。私はできる限り筋田さんの意を受け継ぎ広めていきたいです。

 

 

ネパールの首都であるカトマンズから車で約4時間離れたところにある筋田さんが活動してきたラムチェ村。

 

私たちにとって当たり前の存在だった給食ですが、280名の子供たちが通うラムチェ小学校給食があるのは小学3年生までで、給食のメニューは豆の炒め物だけ。

子供達のお昼ご飯は1食20円。お腹いっぱいになるはずのない内容でも「お腹いっぱい!美味しい!」と言って笑いながら頑張って勉強に励む子供達を見てきました。

日本では、栄養豊富な給食で、残食も多く捨てられている。

まず栄養のある給食でネパールの子供達の夢を応援していきたい。

 

村には家畜の世話、農業、子守をする子供の姿が目立ちます。

まだ4,5歳の子供たちが山のふもとから水をくんできたり、家畜の世話、農業が忙し

ために学校にいけない子供たちも多くいるのが現状です。

 

また、子供たちが学校に行きたくてもその親たちは、なぜ子どもを学校に行かせる必要があるのか、学校に行かなくて良いじゃないかと考える親も多くいます。

 

学校に行かない子供たちを減らすために、まず給食を提供し、心とからだが満たされた状態で勉強できる環境を作っていきたい。

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ラムチェ村に商品加工のファクトリーを作ろう!

ーねらい

・村の方々の就業の機会を作る

・利益は、貧困のため学校にいけない村の子供達へ

ー方法

・鳥や山羊を飼育

・オーガニックコーヒーやオーガニックスパイスを栽培

・女性たちへの裁縫スキルトレーニング →子供達や若者も参加する

→カトマンズや先進国で販売していく 利益をラムチェ村へ

寄付をしていくことも大切ですが、持続して村が発展していく仕組みを作っていくために上記のようなことを実行していきたいと思います。

このモデルを作ることで、学校の教育や給食状況がよくなったり村の方々も危険な場所に出稼ぎに行く必要がなくなり、家族と安心して暮らせると思います。これから、村の方々と頑張っていく様子をSNSやYoutube を通して発信していきたいと思います。

応援宜しくお願い致します。

​坂本 星美

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